国の委託などで開発されたイネ品種は、1931年から「農林○号」という番号による品種名(農林番号)が付けられ、その数は2014年までで500品種ほどになります。なお、農林番号と「ひとめぼれ」「萌えみのり」といった品種名の両方が付けられることになったのは、1950年以降の品種からです。
1978年には法律の改正により、新たに開発した品種を農林水産省に登録する「品種登録制度」が設けられました。現在は、国の委託による開発品種に限らず、農研機構や道府県、民間が独自、あるいは共同で開発した品種などもあり、登録を出願したイネ品種は累計で1,170品種(2024年)にのぼります。
日常食べるお米(うるち米、もち米)の品種として国内で栽培されている品種は、産地品種銘柄に設定されているものだけでも395品種(2025年現在)あります。