私たちの住んでいる日本や中国、韓国、台湾では、ちょうど良い量の水をお米に入れて炊き上げる「炊干し法(たきぼしほう)」という方法でご飯を炊いています。ふつうの炊飯器で炊く方法がこれです。
この方法は、私たちがいつも食べている柔らかくてねばり気がある「ジャポニカ種」という種類のお米を炊くのに合っています。
マレーシアやフィリピンなどの東南アジアやインドがある南アジアでは、ご飯を炊くとき、まずお米をたくさんのお湯でゆでます。
そして、お米が煮えたら残っているお湯を捨ててしまう「湯取り法(ゆとりほう)」という方法でご飯を炊いています。
これらの国では、炊いてもねばり気が少なくパラパラとしている「インディカ種」という種類のお米が食べられていて、「湯取り法」はこのお米を炊くのに合っている方法です。
もし皆さんがインディカ米を買うことがあったら、この方法でご飯を炊いてみてください。