東北農業研究センター

雑草の関連情報

イヌタデ Persicaria longiseta (De Bruyn) Kitag..

タデ科の一年生雑草。全国の路傍、畑地、水田畦畔、樹園地等で普通に見られる。春に発生し、初夏~秋に開花する。種子繁殖する。茎は紅紫色を帯び円柱形、下部でよく分枝し、高さは30~70cm。葉は互生、広披針形で両端が尖る。葉鞘の縁に毛がある。葉腋から花穂をだし、紅紫色の花を多数つけるが、ごくまれに白色のものがある。湿った場所を好む。種子の一次休眠は冬期の低温湿潤条件で覚醒し、夏に二次休眠に入る。埋土種子の寿命は4~5年である。