東北農業研究センター

雑草の関連情報

オオイヌタデ Persicaria lapathifolia (L.) S. F. Gray

タデ科の一年生雑草。全国に分布するが、寒地・寒冷地では特に多く、大豆畑の強害雑草である。Persicaria属のタデ類の中では最も大きく、高さは1~1.5mにもなる。成植物の茎は太く(1cm前後)、赤みを帯びてざらざらしており、よく分枝する。葉は主脈、側脈ともに明瞭で、両面に綿のような毛があり、全体が白みを帯びている。葉鞘は2cmぐらいで、その縁には毛がない。花は白色であるが、淡紅色花が混じる。種子は濃茶褐色で光沢があり、中央部がへこんだ扁円形である。