東北農業研究センター

雑草の関連情報

ノビエ

ノビエの写真全国的に発生が多く、東北地域で最も発生面積が多い一年生イネ科雑草。一般にノビエと呼ばれるが、東北地域で問題となるのはタイヌビエとイヌビエ。タイヌビエは色と形が水稲とよく似ており、出穂期も水稲と重なる場合が多い。秋に種子を落とすと、5~7年は土壌中で種子が生存する。イヌビエは変異が大きく、ケイヌビエと呼ばれる赤紫色の長い芒をもつノビエもイヌビエの一種である。イヌビエは手取り除草が行われない水田や休耕田で残存する場合が多い。