水田に発生する藻類にはラン藻類、珪藻類、緑藻類(アオミドロ)等種類が多い。表土剥離は、水田の表土が膜状になって日中水面に浮上する現象で、主に珪藻類によって引き起こされる。低温、多肥などの条件で発生しやすく、幼苗を押し倒したり浮き上がらしたりするなどの害を与える。水温・地温が低下することで水稲が生育抑制を受ける場合もある。側条施肥などの田面水中の養分濃度を低下させる施肥法が発生を抑えるのに有効。