イネ科の越年草。秋に発生し、春~初夏に開花する。種子繁殖する。茎は中空で円柱形。茎は下部で傾き、上部は直立する。側枝が出て株になる。高さは20~40cm。茎の先に細長い棒状の花穂を出し、開花期には黄褐色の葯が目立つ。日当たりの良い湿った所を好む。酸性土壌に適応性がある。変異が大きく、水田型と畑地型の生態型分化がある。種子の休眠は夏の高温・低酸素分圧条件で覚醒し、冬の低温・無酸素条件で休眠に入る。発生深度は6cm以内である。埋土種子の寿命は数年間。