研究活動報告

戦略的スマート農業技術等の開発・改良/輸出拡大のための新技術開発「省力除草、安定生産の水田有機栽培体系の実証と支援アプリケーション開発」(SA2-106R)(令和4~6年度) 成果報告会 開催報告

情報公開日:2025年4月 3日 (木曜日)

日時

令和7年2月26日(水)13:00~17:00

場所

レソラホール(福岡市中央区)

参加人数

123名(会場42名、オンライン81名)

内容

本報告会は、水田有機栽培体系の開発と普及を目的に行われたプロジェクト「戦略的スマート農業技術等の開発・改良/輸出拡大のための新技術開発『省力除草、安定生産の水田有機栽培体系の実証と支援アプリケーション開発』」で得られた研究成果を広く知っていただくために開催しました。

本プロジェクトでは、有機栽培における除草作業時間を削減する除草体系の構築、病害虫防除等地域特有の問題の解決、安定的な収量を確保する有機栽培体系の確立、安定的な収量確保を支援する施肥支援アプリの開発、持続的な有利販売を可能とする輸出拡大を見据えたビジネスモデルの構築に取り組みました。

本報告会では、プロジェクトで得られた「有機米・有機大豆の輸出に関する需給動向」、「栽培技術」、「病害虫防除技術」、「現地実証試験」の成果について担当者から講演を行いました。すべての講演終了後に質疑を行い、アメリカの有機食品の売り上げが突出して大きい要因、病害虫抵抗性水稲品種「秋はるか」の収量性、手取り除草が不要になる技術開発の見通し、除草機の自動操舵の可能性、積算気温に基づく機械除草時期を表すアプリ化の見通し、などについて活発な質疑が行われました。

本プロジェクトの成果については以下で紹介していますので、ご活用いただければ幸いです。

「省力除草、安定生産の水田有機栽培体系の実証と支援アプリケーションの開発」成果集