研究活動報告

ミノムシシルクの研究成果が第8回日本オープンイノベーション大賞 スポーツ庁長官賞を受賞

情報公開日:2026年2月12日 (木曜日)

農研機構が興和株式会社、ヨネックス株式会社との3者共同で進めてきた「ミノムシ由来の強靭繊維を活用したスポーツ構造材の開発プロジェクト」が、第8回日本オープンイノベーション大賞において、スポーツ庁長官賞を受賞しました。
日本オープンイノベーション大賞は、我が国のオープンイノベーションをさらに推進するために、今後のロールモデルとして期待される先導性や独創性の高い取組に与えられ、内閣府をはじめとした省庁や(一社)日本経済団体連合会(経団連)、日本学術会議が主催しています。大賞にノミネートされた取組みの内容に応じて、担当分野ごとの賞が表彰されます。

受賞者

農研機構 生物機能利用研究部門 絹糸昆虫高度利用研究領域 新素材開発グループ 亀田 恒德 グループ長
興和株式会社 未来事業企画室 浅沼 章宗 室長、中津 知良 課長
ヨネックス株式会社 生産・技術本部環境対策推進室 千葉 慎一郎 室長、中西 悠子 課長

受賞業績

ミノムシ由来強靭繊維を活用したスポーツ構造材の開発

受賞概要

研究成果を社会実装へ導く連携設計のオープンイノベーション

農研機構が中立的なハブとなり、分野の異なる民間企業を明確な役割分担のもとで結集。現場主導・対話型の連携設計と、基礎特許の早期出願と応用特許の共同出願を組み合わせた知財戦略により、研究成果を社会実装へ導いたオープンイノベーションのモデルが評価されました。
評価対象になった取組内容は、農研機構は、ミノムシシルクの物性調査等の基礎研究を通して実用素材としての可能性を見出しました。興和株式会社は、農研機構との共同研究成果を活用して「MINOLON(ミノロン)」というミノムシシルクの新素材を開発しました。ヨネックス株式会社は、「MINOLON」の複合素材をシャフトの部分に使用したテニスラケット「EZONEシリーズ」を製品化しました。

受賞年月日

2026年2月9日

プレゼンターから賞状を授与される亀田(左)

表彰式にて。左から亀田、中西氏、千葉氏、中津氏、浅沼氏