開催日時
2025年6月17日 (火曜日) 13時30分 ~ 16時00分
開催場所
- 室内研修 : JA新いわて 南部営農経済センター 3階ホール
- 現地研修 : 小麦 (ナンブキラリ) 排水対策実施ほ場 ((有)ファーム菅久 ほ場)
参加者数
43名 ( 内訳 : 生産者4名、JA9名、民間企業1名、行政機関13名、公設試験研究機関3名、国立研究機関12名、マスコミ1名 )
開催概要
近年、営農現場でのスマート農業技術の活用が進展しています。大豆や小麦などの畑作物においても、これらの技術を有効に活用して収量増などを図る取り組みが行われています。畑作物の収量には様々な要因が影響しますが、湿害もその要因のひとつです。そこで、「岩手県小麦栽培研修」との併催により、センシング技術を活用した効果的な排水対策について、実証試験の概要等の紹介も交えた研修会を開催しました。
研修会は室内研修と現地研修からなり、室内研修では、岩手県農林水産部から、岩手県における小麦の生産振興方針や令和7年産小麦の生育状況及び今後の作業の注意点のほか、「ナンブキラリ」の収益について、また、岩手県農業研究センターからは、「ナンブキラリ」の特性等について紹介いただきました。東北農業研究センターからは、「センシング技術を活用した効果的な排水対策技術」の概要や(有)ファーム菅久で実施中の小麦の排水対策について生育状況等も交え紹介しました。
- 岩手県産麦の情勢について(JA全農いわて、資料提供)
- 岩手県における小麦の生産振興方針について(岩手県)
- 令和7年産小麦の生育状況及び今後の作業の注意点について(岩手県)
- 「ナンブキラリ」の特性及び岩手県農業研究センターの取組について(岩手県農業研究センター)
- 「ナンブキラリ」の収益について(岩手県)
- センシング技術を活用した効果的な排水対策技術について(農研機構東北農業研究センター)
- 質疑応答
その後、(有)ファーム菅久の小麦排水対策実施圃場に移動し現地研修を実施しました。現地研修では、(有)ファーム菅久の菅原常務から、経営概況のほか排水対策実施の効果等について感じている点を紹介いただきました。参加者の方からは、技術概要のほか現地圃場を実際に見ることで、排水対策の具体的実施方法を理解することができたなどの感想をいただきました。
当日の様子

