重点普及成果

スマート農業の実現に貢献する自動化農機の運用システム

本技術開発の背景

農業者数の減少が加速化し、担い手経営へのほ場の集積が進む中、より効率的な生産に向け、多ほ場営農管理作業の効率化及び作業能率の向上や、オペレータの負担軽減を可能とする農業機械の自動化とともに、自動化された農機の安全性を担保することで、今後のスマート農業の実現に貢献できます。

技術概要

  • 営農情報管理システム"farms"によりほ場・作物・作業履歴などの記録・集計管理や、可変施肥等への作業指示が行えます。ほ場の地力ムラや作物の生育ムラに対応する可変施肥ができるようになり、また作業履歴を記録することができ、農場管理の効率化が図れます。
  • ロボットトラクタや自動運転田植機等を用いると、作業者一人当たりの能率向上や組み作業人員数の削減が可能となります。
  • ロボット・自動化農機が満たすべき安全要件、人・障害物検出機能、自動操舵機能等の安全性検査を通じて、農業者による安全で信頼性の高い農機の選択が可能となります。
本運用システムの流れを表した図

技術に関する問い合わせ先

農研機構 農業技術革新工学研究センター 研究推進部 広報推進室
Tel.(048)-654-7030

参考情報