品種詳細
タマオトメ
「タマオトメ」は多収で蒸切干の加工適性が優れ、蒸切干用カンショ栽培地域に適するサツマイモ品種です。肉色の黄色が濃くペースト加工用にも適しています。
主要な特徴
「タマオトメ」は、昭和63年に「九系70」を母、「ベニオトメ」を父として交配し、開発した品種です。
上いも重は、「高系14号」より20%高い収量です(育成地での調査)。
蒸切干の糖化は「タマユタカ」と同程度、加工適性は繊維が少なく、剥きやすく、色上がりが良いことなどから「タマユタカ」より総合的に優れています。
蒸しいもの食味は「やや上」で「高系14号」より優れ、蒸しいもの肉色は黄色が濃くペーストの加工用にも適しています。
病虫害抵抗性は、サツマイモネコブセンチュウに「強」、ミナミネグサレセンチュウに「中」、黒斑病に「中~やや弱」です。
貯蔵性は、「やや易」で比較的貯蔵しやすい品種です。
活用面・留意点
蒸切干用カンショ栽培地域で活用できます。
ミナミネグサレセンチュウ抵抗性が「中」、黒斑病抵抗性は「中~やや弱」なので、同病虫害の多発地帯では防除に努めて下さい。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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13695 (2001年8月 1日) |
2002年6月20日 | 12183 (2004年8月18日) |
20年 (満了日:2024年8月18日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||