品種詳細
からゆたか
いもの肥大が早く、ごく多収の青果用サツマイモ品種で、いもの外観が良く、肉質はねっとりしていて、焼きいもに適します。既存産地における早掘栽培での収量向上や、栽培期間が短い地域におけるサツマイモの新規作付けが期待されます。
主要特性
- 「からゆたか」(旧系統名:関東132号)は、ごく多収で蒸切干適性のある「関東123号」を母、多収でいもの外観に優れる「ベニオトメ」を父とする交配組合せから選抜した品種である。
- 「からゆたか」はいもの肥大が早く、育成地では挿苗後約100日で平均1個重が200gとなる。1株当たりの上いも数も多く、収量は「ベニアズマ」に比べて早掘栽培で1.8倍、標準栽培で1.6倍にのぼり、ごく多収である。(図2、表1)
- いもの外皮はやや滑らかで、条溝がなく、「ベニアズマ」「高系14号」に比べて外観が良い。(図1)
- 蒸しいもの食味や糖度は「高系14号」並みで、肉質は粘で、焼きいもに適する。(表2)
- つる割病に強く、「ベニアズマ」よりも貯蔵性が良い。(表1、2)
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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29026 (2014年3月14日) |
2014年9月18日 | 25553 (2016年11月22日) |
25年 (満了日:2041年11月22日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
関東123号×ベニオトメ | 関東132号 |