品種詳細

タチアオバ

タチアオバ

倒伏に強い極晩生のホールクロップサイレージ用品種
極長稈ですが倒伏に非常に強く、直播適性もすぐれています。わらも含めたホールクロップ収量が非常に多収で、サイレージ用として低コストで生産できます。九州で普及が進んでいます。

主要特性

タチアオバ

  • 低コスト生産に向くサイレージ用品種です。ホールクロップの収量性はクサノホシ等の長稈の飼料専用品種をも上回ります。育成地での極多肥試験では5年間の平均で2.2t/10aの乾物収量を記録しました。

  • アメリカ品種「Lemont」譲りの太い根と茎を持ち、長大な地上部をしっかり支え、倒伏には極めて強くなっています。倒伏に強く直播にも適しています。

  • 国内で栽培されているWCS用品種と しては最も晩生で、普及適地は九州平坦部です。基本的には多肥栽培が適します。

  • いもち病には中程度の強さを持ち、また縞葉枯病にも抵抗性です。

  • 種子は(社)日本草地畜産種子協会から市販されています。

(栽培適地、作型・栽培上の留意点に関する情報)

タチアオバ

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
20111
(2006年8月22日)
2006年11月17日 18352
(2009年7月31日)
25年
(満了日:2034年7月31日)
交配組み合わせ 旧系統名
は系906//(42-1-1)F2/95SH50 西海飼253号