品種詳細
モグモグあおば
・倒れにくい暖地向きのサイレージ・飼料米兼用品種
暖地では中晩生の飼料用専用種です。極長稈ですが稈が強く倒伏しにくい特徴があります。サイレージ用としても多収で、子実も一般食用品種より20~30%多収で飼料米用にも活用できます。
主要特性
- 「ニシアオバ」とほぼ同じ出穂、成熟期の中晩生の飼料用品種です。
- 倒伏にはニシアオバより明らかに強く、多肥栽培に適します。
- 黄熟期刈りで全重の収量性がニシアオバに10%以上優り、育成地では早植えで1.9t/10aの乾物全重を示します。作期を問わず収量が安定して優れているのも特長です。子実収量も多収で、成熟期に収穫すれば最高で800kg/10a以上の玄米収量が得られます。ホールクロップサイレージのほかに、子実(飼料米)とわらを分離利用するような体系でも、両方多収が得られると考えられます。玄米は大粒で食用品種との識別性があります。
- いもち病に真性抵抗性を持ち、また縞葉枯病にも抵抗性です。
- 種子は(社)日本草地畜産種子協会から市販されています。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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23743 (2009年5月13日) |
2009年7月29日 | 20915 (2011年8月 9日) |
25年 (満了日:2036年8月 9日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
中国146号(ホシアオバ)/西海203号(ミズホチカラ) | 西海飼262号 |