品種詳細
はるもに
複数の病害虫に強く高温耐性も持つ暖地向き品種
「ヒノヒカリ」と同熟期の九州などの暖地に適した品種で、トビイロウンカ、穂いもち、縞葉枯病に強く高温でも品質が低下しにくい特長があります。食味は「ヒノヒカリ」と同等です。
主要特性
- 成熟期は「ヒノヒカリ」とほぼ同じで、九州などの暖地に適した中生品種です。
- 高温でも品質が低下しにくい特長があり、高温年の玄米品質は「ヒノヒカリ」を上回り、「にこまる」並です。
- 縞葉枯病や穂いもちに強い遺伝子を持ち、これら病害には「ヒノヒカリ」より強くなっています。また、トビイロウンカに寄生されても、「ヒノヒカリ」に比べると増殖を抑える特長があり、減農薬栽培などへの利用が期待されます。これらの抵抗性遺伝子はDNAマーカー選抜技術で導入しました。
- 収量性は「ヒノヒカリ」並で「にこまる」よりやや劣りますが、耐倒伏性も強く,直播でも倒伏が少ないのも特長です。
- 農薬施用を抑えた特別栽培への適用が期待され、九州を中心に農業団体等による試作が行われています。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
---|---|---|---|
25818 (2011年4月 8日) |
2011年7月26日 | 22527 (2013年3月25日) |
25年 (満了日:2038年3月25日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
関東IL2号(関東BPH1号)/西海249号 | 西海267号 |