品種詳細
たちはるか

多収・良食味で病気に強い業務加工向き品種
西日本の平野部向きの晩生種です。通常の品種より20%近く多収である上、倒れにくく,直まき栽培にも向くため低コスト生産が可能です。稲の主要な病気のいもち病、縞葉枯病に強く、これらに対する農薬コストを低減出来ます。
主要特性
- 成熟期は「あきまさり」並の晩生で、暖地及び温暖地の平坦部に適します。
- 稈が強く,移植栽培でも直播栽培でも倒れにくい特長があります。
- 玄米収量は「レイホウ」等の主食用品種より20%近く多収です。
- いもち病抵抗性の遺伝子2つ(Pi39,Pb1)と縞葉枯病抵抗性遺伝子(Stvb-i)をDNAマーカー選抜で集積し,これら病害に大変強くなっています。
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ご飯の食味は「ヒノヒカリ」並においしく、また主食用米としてはタンパク質含有率が低く大粒のため酒造原料(掛け米)にも利用出来ます。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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26820 (2012年3月 9日) |
2012年6月19日 | 23274 (2014年3月12日) |
25年 (満了日:2039年3月12日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
西海飼253号(タチアオバ)/中部111号(みねはるか) | 西海271号 |