品種詳細
里の白雪
水稲「里の白雪」は寒冷地南部では早生に属し、短稈で耐倒伏性が強く多収の糯系統である。良質で、搗き餅、おこわなどへの利用が期待できる。
主要特性
- 「里の白雪」は、早生でふ先色のある、良質で多収の糯品種の育成を目標として、中生で良質、多収の「北陸糯175号」と、早生でふ先色があり、良質、多収の「アネコモチ」の交配後代から育成された品種である。
- 「ヒメノモチ」に比較して、出穂期はやや早く、成熟期はやや遅く、育成地では"早生の早"である。
- 「ヒメノモチ」に比較して、稈長は短く、穂長はやや短く、穂数はほぼ同じで、草型は"偏穂重型"である。ふ先色は"赤褐"である。耐倒伏性は「ヒメノモチ」より強く、「峰の雪もち」並の"強"である。
- 玄米千粒重は、「ヒメノモチ」より大きく、収量性は「ヒメノモチ」に優る多収である。
- いもち病真性抵抗性遺伝子は+と推定され、圃場抵抗性は、葉いもちは"中"、穂いもちは"弱"である。穂発芽性は "中"である。
- 硬化性は「ヒメノモチ」より高く、「峰の雪もち」並である。 搗き餅の食味は「ヒメノモチ」と同等か優り、「峰の雪もち」より優る。おこわは柔らかく、総合評価は「ヒメノモチ」並である。
栽培適地
「ヒメノモチ」等の熟期の作付が可能で、冷害の危険性の少ない東北中南部、北陸および関東以西。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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27026 (2012年5月11日) |
2012年8月21日 | 23429 (2014年5月16日) |
25年 (満了日:2039年5月16日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||