品種詳細

にじのきらめき

高温耐性と収量性に優れた「コシヒカリ」熟期の中生品種です。イネ縞葉枯病に対して抵抗性を持ち、短稈で耐倒伏性に優れ、栽培は容易です。「コシヒカリ」に比べて15%程度多収で、高温条件でも品質は良好で食味にも優れています。大粒で業務用としての利用が期待されます。

主要特性

1.育成地(新潟県上越市)での出穂期は「コシヒカリ」とほぼ同じで、成熟期は「コシヒカリ」より4日から5日程度遅くります。
2.稈長は「コシヒカリ」よりもかなり短く、穂長、穂数ともに「コシヒカリ」とほぼ同等です。
3.育成地での玄米収量は「コシヒカリ」に比べて標肥栽培で15%程度、多肥栽培で30%弱多収です。千粒重は「コシヒカリ」よりも2g程度重くなります。
4.玄米外観品質 は「コシヒカリ」より明らかに優れ、食味は「コシヒカリ」と同等です。
5.耐倒伏性は強で、穂発芽性は難、葉いもち圃場抵抗性は中、穂いもち圃場抵抗性はやや強、縞葉枯病には抵抗性、白葉枯病抵抗性はやや弱、高温耐性はやや強です。

栽培適地

「コシヒカリ」の栽培が可能な東北南部、北陸から関東以西の広範囲

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
32954
(2018年3月20日)
2018年6月18日 29274
(2022年6月28日)
25年
(満了日:2047年6月28日)
交配組み合わせ 旧系統名
西南136号(なつほのか)/北陸223号 北陸263号