品種詳細
亜細亜のかおり
米麺に適した高アミロースの晩生品種です。「越のかおり」と同等の米麺適性を持ち、「越のかおり」より20%程度多収です。「コシヒカリ」より2週間以上晩生となるため,作期分散が可能になります。
主要特性
- 1.育成地での出穂期および成熟期は「あきだわら」とほぼ同じで、「コシヒカリ」よりも収穫期が2週間以上遅くなります。
- 2.稈長、穂長は「あきだわら」よりもやや短く、穂数は「あきだわら」よりも多くなり、草型は「中間型」です。
- 3.育成地での玄米収量は、「あきだわら」よりも標肥栽培で4%、多肥栽培で2%程度、「越のかおり」よりも標肥栽培で20%、多肥栽培で27%程度多収です。
- 4.玄米には腹白が非常に多く、外観品質は主食用品種よりも劣ります。大粒で、千粒重は「あきだわら」よりも4g以上、「越のかおり」よりも3g程度大きくなります。
- 5.アミロース含有率は32%程度で「コシヒカリ」より明らかに高く、「越のかおり」と同程度です。米麺の食味は「越のかおり」と同等です。
- 6.穂発芽性はやや難、縞葉枯病には罹病性、白葉枯病抵抗性は中です。
- 7.耐倒伏性は中で、多肥栽培では倒伏に注意が必要です。葉いもち圃場抵抗性はやや強ですが、穂いもち圃場抵抗性は弱のため、いもち病の防除が必要です。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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33000 (2018年4月 2日) |
2018年8月14日 | 29255 (2022年6月 9日) |
25年 (満了日:2047年6月 9日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
関東239号(やまだわら)/北陸207号(越のかおり) | 北陸266号 |