品種詳細

あやひかり

多収で耐倒伏性が高く、コムギ縞萎縮病にも強い低アミロースの小麦品種「あやひかり」を奨励品種に採用する。県特産品である「伊勢うどん」麺用としての利用が見込まれる。

主要特性

  • 「あやひかり」の出穂期は「農林61号」に比べ3日程度早く、また成熟期は「農林61号」より1日程度早熟である。
  • 稈長は85cmで「農林61号」より約10cm短稈であり、耐倒伏性は高い。
  • 穂数は平方メートルあたり544本で「農林61号」より少ないが、穂長、および千粒重は「農林61号」を上回り、収量は57.7kg/aと多収である。
  • 現地試験においてコムギ縞萎縮病の発病は認められず、本病に対し強い抵抗性を示すと推察される。
  • 製粉歩留、ミリングスコアはやや高く、粉色も良好である。
  • 「あやひかり」は県特産品である「伊勢うどん」麺用粉として、「農林61号」、ASWより麺の食感に優れ有望である。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
12272
(2000年1月 4日)
2000年8月30日 11363
(2003年8月19日)
20年
(満了日:2023年8月19日)
交配組み合わせ 旧系統名
関東107号/西海168号(きぬいろは) 関東119号