品種詳細
煌二条
「煌二条」は、既存品種の「ニシノチカラ」等と比較して、近年発生が拡大しているオオムギ縞萎縮病ウイルスIII型系統に強く,穂発芽に強く、焼酎醸造適性や収量性が優れる二条大麦品種です。暖地の平坦地に適し、焼酎醸造用品種として佐賀県の伊万里地域に普及しています。
主要特性
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並性の二条皮麦で「ニシノチカラ」より早い早生種で、やや短稈で穂長は短く、穂数はやや多く、耐倒伏性は強い。千粒重は大きく多収で、容積重も大きい。
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大麦縞萎縮病ウイルスのI型とIII型系統に強く、うどんこ病にはやや強く、赤かび病には中程度、穂発芽性は難で強い。
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胚乳は軟質で精麦白度は高く精麦品質は良いが、欠損粒の発生が多い。
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麹の消化性と糖化性は良く、アルコール収得歩合は高く焼酎醸造適性は優れています。
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焼酎酒質の官能評価では、コクや甘みに特徴があり優れています。
九州沖縄農研(筑後)の生産力検定試験、広幅播標肥栽培1999-07年度)の試験成績
アルコール収得歩合と焼酎酒質は、2004、2006年佐賀県産の「煌二条」を工場規模で試験醸造した結果
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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22019 (2008年1月22日) |
2008年3月26日 | 17397 (2009年2月24日) |
25年 (満了日:2034年2月24日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||