品種詳細
菜々みどり
なたね「菜々みどり」は 成熟期が「キザキノナタネ」と同じ中の晩で、耐寒雪性が強く、子実中にエルシン酸を含まない。野菜用なばなとして多収で、一本重が重い。収穫期間は「かぶれ菜」に比べて一週間程度早い。
主要特性
- 無エルシン酸・耐寒雪性強、多収品種の育成を目標に、無エルシン酸で耐寒雪性が強い「東北84号 (のちのキザキノナタネ) 」を母に、耐倒伏性が強く多収な「カミキタナタネ」を父として人工交配を行い、以後、選抜・固定を図り、育成した系統である。
- 成熟期は「キザキノナタネ」並の中の晩で、寒雪害抵抗性は「キザキノナタネ」並の強であり、東北地方北部の栽培に適する。
- 子実中にエルシン酸を含まない。
- 栽培予定県(青森県)における子実重は「キザキノナタネ」並に多い。
- 野菜用としての収量は育成地では「かぶれ菜」並で、栽培予定県では「かぶれ菜」より多収だが、「カミキタナタネ」よりはやや少ない。
- 野菜としての一本重は「かぶれ菜」、「カミキタナタネ」より重い。
- 野菜としての収穫期間は「かぶれ菜」より一週間程度早く、「カミキタナタネ」並である。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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13063 (2000年12月11日) |
2001年7月12日 | 11713 (2004年3月 3日) |
20年 (満了日:2024年3月 3日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
東北84号 (キザキノナタネ) x カミキタナタネ | 東北89号 |