品種詳細
桃薫
「桃薫」の果実は、モモに似た芳醇な香りが特徴的で、今までのイチゴとは違った風味が楽しめます。果実には艶があり外観が優れ、色が淡いことから、見た目も普通のイチゴと違います。また、果形が揃い、収量性にも優れていますので、新しい用途の開発と需要の広がりが期待されます。
主要特性
- 「桃薫」は促成栽培に適します。「桃薫」は生育が旺盛で、数多くの花が咲き、厳冬期でもあまり株が小さくなりません。果実は淡黄橙色で艶があり、種の落ち込みが少なく外観が優れます。
- 「桃薫」は収穫開始時期が遅いため、クリスマスシーズンにたくさん採ることは困難ですが、春までの全期間の収量は多くなります。収穫前期の果実は大きいのですが、花数が多いので、収穫後期の果実は小さくなります。
- 甘みや酸味は「とよのか」に近く、食味は良好です。また、果実が軟らかいため、輸送には注意が必要ですが、貯蔵しても果皮色の変化が少ないので日持ち性はあります。
- 「桃薫」にはフルーティーなモモやココナッツに似た香り、甘いカラメルのような特徴的な香りの成分が多く含まれ、今までのイチゴとは違った風味を楽しめます。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
---|---|---|---|
24290 (2009年11月11日) |
2010年1月25日 | 21165 (2011年10月 5日) |
25年 (満了日:2036年10月 5日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
K58N7-21×久留米IH1号 | DH0604-1-19 |