品種詳細
はるのおうぎ
「はるのおうぎ」は、株出し萌芽性に極めて優れ、茎数が安定して多い。育成地(鹿児島県西之表市)における「はるのおうぎ」の春植え栽培、1回目株出し栽培、2回目株出し栽培における原料茎重は、「NiF8」よりそれぞれ31%、63%、47%多く、可製糖量は「NiF8」よりそれぞれ35%、55%、46%多い。熊毛地域において1,150haの普及が見込まれている。
主要特性
- 「はるのおうぎ」は、収穫後の萌芽性に優れ、株出し栽培で茎数を確保しやすい品種です。
- 「はるのおうぎ」は、熊毛地域において現在の主力品種「NiF8」よりも原料茎重、糖収量ともに春植えでは3割程度、株出しでは5割程度多収です。
- 黒穂病抵抗性に劣るため、定期的な種苗更新や発病確認時の罹病株の抜き取りなどに努める必要があります。

図1 「はるのおうぎ」の草姿
左:Ni22 中:はるのおうぎ 右:NiF8

図2 作型別原料茎重の比較

図3: 作型別糖収量の比較
| 出願番号 (出願日) | 公表日 | 登録番号 (登録日) | 育成者権の存続期間 | 
|---|---|---|---|
| 33768 (2019年3月 6日) | 2019年7月 4日 | 28825 (2021年12月24日) | 25年 (満了日:2046年12月24日) | 
| 交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
| KRFo93-1×NiN24 | KY10-1380 | ||


