- 令和6年能登半島地震により、フィルダムやため池の堤体で多数の被害が発生しています。本資料では貯水池内の底泥土を固化処理を施して堤体材料として利用し、堤体の補強や漏水防止を行う技術を紹介します。
- 堤体改修と底泥土の除去・処分を同時に実現し、コスト縮減も可能です。築堤材料土や底泥土処分地の確保が困難な場合に有効です。
- 底泥土を一定期間固化させた後にバケット式解砕機で砕いて通常土と同様に撒出し・転圧して築堤します。これにより固化土の変形性が通常土と近くになり、既存堤体とのなじみがよくなります。

図1 砕・転圧盛土工の概要

図2 バケット式解砕機
(参考文献)
- (社)農業農村整備情報総合センター(2006):ため池改修工事の効率化 設計・施工(案), 積算指針(案)-砕・転圧盛土工法によるため池堤体改修-
- (社)農業農村整備情報総合センター(2009):砕・転圧盛土工法によるフィルダム堤体改修 設計・施工・積算指針(案)-堆積土・発生土を有効活用したフィルダムのリニューアル技術-
(参考URL)
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