令和6年能登半島地震における農業被害の 復旧・復興からの参考技術情報

柔構造耐震性プレキャスト底樋

  • 令和6年能登半島地震では、複数のため池で、堤体にき裂などの被害が発生しています。本資料では柔構造底樋プレキャスト底樋を用いて、ため池の耐震性を向上に寄与する技術を紹介します。
  • 継ぎ目の凸部に耐震性ゴムリングを設置したプレキャスト底樋を用いることで、地震時の地盤変位や沈下に対して底樋が追従し、高い耐震性を発揮します。また、地盤と底樋管の隙間には水みちを防止するためにベントナイト(粘土質防水材)を敷設します。
  • 底樋をプレキャスト化することで、施工性が向上し、工期を短縮することが可能です。

図 プレキャスト底樋管

参考資料 : 農林水産省官民連携新技術研究開発事業 プレキャストコンクリート製ため池底樋の耐震性向上技術に関する研究開発研究成果報告書
https://www.maff.go.jp/j/nousin/sekkei/kanmin/attach/pdf/kanryou-96.pdf

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