北海道農業研究センター

環境病害虫グループ

気象・土壌・病害・虫害分野の研究者が連携し、環境データ活用による畑作物のリスク低減と栽培支援技術の開発を行うグループです。主なミッションは、「土壌・作物レガシーデータや高度気象データを活用した栽培支援技術の開発」、「高度化したメッシュ気象データや病害虫データを活用したリスク回避技術の開発」です。
「土壌・作物レガシーデータや高度気象データを活用した栽培支援技術の開発」では、蓄積された統計データを活用した作物の増収低収要因の解明、AIとプロセスモデルによる原料畑作物の収量予測の高度化を行い、生産性を向上させる栽培支援技術の開発に取り組みます。
「高度化したメッシュ気象データや病害虫データを活用したリスク回避技術の開発」では、ばれいしょの重要病害虫であるジャガイモ黒あし病、ジャガイモYウイルス、ウイルス媒介アブラムシ等を対象に発生要因・感染経路の解明を行うと共に、メッシュ気象データ等による予察の精緻化を目指します。また、AI画像診断による病害虫の検出技術の開発も進めます。
その他、第4期で開発した土壌凍結深制御技術の適用地域の拡大や、北海道における温室効果ガス削減に関する研究なども行います。

左上から時計回りに、ジャガイモ黒あし病、モモアカアブラムシ、土壌断面調査風景、放射収支観測風景。中心の地図はメッシュ農業気象データ。

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