北海道農業研究センター
バレイショ育種グループ



バレイショは、北海道農業を支える基幹作物であり、生食用、加工食品用、でん粉原料用など幅広い用途に利用されています。しかし、生産現場では、ジャガイモシストセンチュウ類やウイルス病などの病虫害に加え、気候変動に伴う高温障害の発生が安定生産の大きな阻害要因となっています。そこで、病虫害抵抗性に優れ、高品質かつ安定生産が可能なバレイショ品種の育成を目指し、大学や民間企業と連携した育種技術の高度化・効率化に取り組んでいます。近年の主な育成品種は以下の通りです。
- 長期貯蔵でも品質に優れるポテトチップ加工用品種「しんせい」(2020年)の育成
- 国内初のジャガイモシロシストセンチュウ抵抗性をもつ加工・生食用品種「きたすずか」(2022年)の育成
- 国産初のジャガイモシロシストセンチュウ抵抗性をもつでん粉原料用品種「きよみのり」(2025年)の育成
- ジャガイモシストセンチュウ抵抗性をもつカラフルポテト品種「シャイニールビー」および「ノーブルシャドー」(2021年)の育成
これらの研究開発や育成成果により、北海道における持続的なバレイショ生産と安定供給を支え、我が国の食料自給率の向上に貢献します。
