農業の現場は今後さらに人手不足が深刻になると見込まれています。この課題に対応し、農業を将来にわたって持続可能な産業とするためには、自動化農機の活用による大幅な省力化と、データを活用した効率的で安全な農作業の実現が重要です。
本研究領域では、これらの課題解決に向けて、次の3つの取組を進めています。まず、AI等の先進技術を活用し、自動化農機を複数台同時に運用する技術の開発を進め、公道走行の制度整備を支援することで、現場への導入(社会実装)を加速させます。次に、自動化農機がより幅広い作業に対応できるよう、ほ場の状態データを活用した制御技術や、畦畔の除草や水管理を省力化する技術とあわせて、作業の質や取扱い性を安定させ、操作の習熟期間を短縮する技術の開発を目指しています。さらに、施設園芸分野では、さまざまな果菜類での作業に対応できるマルチユース型ロボットの開発を進め、下葉処理など複数の作業への対応と、大玉トマト以外の作物への応用を進めています。