九州沖縄農業研究センター

所長室から

所長補佐官の交代

所長 山川 理

4月の人事異動で3名の補佐官全員が転出する。いずれも栄転である。所長となって一年半経つが、これで初代補佐官がすべて交代することになる。補佐官制度の発足は極単純な思い付きからであった。アメリカのテレビドラマ「ホワイトハウス」を見ておもしろいなと感じた時だ。どういう運営になるのか皆目検討がつかなかった。勉強会、部長会提出資料の検討、広報打ち合わせなどいろいろな事項を話し合った。会議中、各自言いたいことを言っていたように思う。私の組織では「イエスマン」は不要である。「裸の王様」になるくらいならトップを張ってはいられない。独断専行はトップの鬼門だ。英知を集めて決断する。今後とも風通しのよい組織運営に努めたい。転出される補佐官一同にこれまでの協力を感謝するとともに、今後の発展を祈念したい。

1年半を振り返って

人事・目標担当補佐官 門馬信二

山川所長が平成15年10月に着任早々に補佐官制度を創設すると言われ、元来調整部長は所長の補佐官的な立場であり、その一員となりました。当時は私が当所に来て1年半経過したところで、当初の良い点や改善すべき点が見えてきた時期であり、改善点を新所長に提案しなければと考えておりました。また、山川所長は当所の経験が長いことから、既に多くの改善すべきことを考えており、その後は補佐官会議でこれらを検討し、全所部長会議を経て実行に移して来ました。その意味で平成17年度は、これまでとは相当に変わったと感じられた方も多いのではないかと思います。しかし、変えたことが旨くいっているのかどうかの検証も重要であり、そのためには職員の皆様の率直な意見を研究部長を通して、あるいは企画調整部の関係者を通して伝えて頂ければ有り難いと思います。山川所長の方針として今後も色々なことを変えていくと思いますが、これらの改革が職員の皆様の協力で順調に行われ、九州沖縄農業研究センターが益々発展することを祈念しております。最後に企画調整部長としての在任3年間の皆様の御協力に感謝して筆を置きます。
多くのことを学ぶ

体制・評価担当補佐官 折登一隆

4月1日付で北海道農業研究センターに異動することになり,所長補佐官(体制・評価担当)を辞することになりました。仕事を通じて九州沖縄農業の素晴らしさを実感するとともに、そこで活躍する多くの人々と触れあうことができ、大変充実した3年間でした。
所長の提唱している3Cの実現をいくらかでも支えるべく努力してまいりました。この間の所員の皆様のご支援・ご協力に厚く感謝申し上げます。
補佐官としての活動をつうじて研究機関としての独立行政法人の役割、そのための研究戦略、所内の人材育成、広報の重要性等について多くのことを学ぶことが出来ました。これらの経験を生かして新たな職場で努力したいと思いますので、今後とも宜しくお願いします。
勉強になりました

広報・情報担当補佐官 増渕隆一

山川所長から「特別補佐官を命ずる」と言われた時には、何かの間違いか、冗談だろうと思っていましたが、本気なのには驚きました。
口頭での命令なので、最初は不承不承つきあっていましたが、週に一度は顔を合わせて物事を決めていくうちに、「トップの決断」やリーダーシップが如何に重要であるかを間近に拝見する結果となり、大変勉強になりました。
この経験は今後に大いに役に立つであろうという実感がありますので、山川所長には深く感謝したいと思います。また、新たな顔ぶれにも期待しております。ありがとうございました。