植物防疫研究部門

越境性・高リスク病害虫対策グループ

当研究グループでは、わが国において未発生、あるいは限られた一部の地域にのみ発生し、国内にまん延した場合に農作物等に重大な損害を与えるおそれのある病害虫(=越境性・高リスク病害虫)に対して、万が一侵入した際に早期発見・防除によって被害を最小限に抑えることを可能にするための技術開発を行っています。現在、特に警戒を要するブドウピアス病の病原菌(Xyllela fastidiosa)、トマトブラウンルゴースフルーツウイルス、シストセンチュウ類、ポスピウイロイド、カンキツグリーニング病菌等を対象に早期発見・防除に関する技術開発を行うとともに、農研機構が有する越境性・高リスク病害虫の早期発見、防除に関する豊富な情報をデジタル化し、農林水産省植物防疫所や都道府県の病害虫防除所をはじめとする国内の植物防疫現場における高速情報通信網を通じた情報活用のためのプラットフォームの構築を進めています。

Xyllela fastidiosa 感染によるブドウの葉焼け症状

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