品種

畜産研究部門の品種一覧

カテゴリ 品種の名称 公表日 概要
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
Na110 2017年4月14日 「Na110」(エヌエイヒャクジュウ)は、トウモロコシの近縁野生種テオシントが持つ耐湿性の関連形質『地表根形成能』を優良デント親自殖系統「Mi29」へ導入したものです。水田転換畑など湿害が発生しやすい条件での生育が良好なF1品種の親系統育成に利用できます。
飼料作物
トールフェスク種(Festuca arundinacea Schreb.)
よかトール 2017年3月23日 トールフェスク中生品種「よかトール」は、寒冷地から暖地において標準品種「ウシブエ」と同程度の収量性を示す。セルラーゼによる乾物分解率は「ウシブエ」より2.4ポイント、推定可消化養分総量(TDN)含量は1.3ポイント高い。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
那交907号 2017年2月23日 「那交907号」はトウモロコシの近縁野生種テオシント由来の耐湿性の関連形質"地表根形成能"を導入した親自殖系統 「Na110」を種子親に持つ中生品種である。既存品種に比べて湿害が発生しやすい条件での生育が良好である。
飼料作物
シバ属(Zoysia Willd.)
Fox 2016年8月31日 収集したシバ属(Zoysia属)エコタイプを相互に交配したF1交配系統のなかから緻密な芝生を形成し、かつほふく茎の伸長性が良い緑化用の品種として育成しました。再生力が旺盛で耐病性が強いのが特徴です。芝生の利用が盛んな米国でも品種登録を行っています。
飼料作物
イタリアンライグラス亜種(Lolium multiflorum Lam. ssp. italicum (A. Br.) Volkart)
那系33号 2016年5月31日 二倍体のイタリアンライグラス「那系33号」は、収量性と耐倒伏性に優れる品種「はたあおば」に3つの冠さび病抵抗性主働遺伝子を集積した品種である。約7割の個体がライグラス類の重要病害である冠さび病に抵抗性を示す。
飼料作物
イタリアンライグラス亜種(Lolium multiflorum Lam. ssp. italicum (A. Br.) Volkart)
JFIR-20 2015年4月13日 二倍体のイタリアンライグラス「JFIR-20」は、茎葉に硝酸態窒素を蓄積しにくい新品種で、これまでの市販品種中で最低レベルの「優春」より硝酸態窒素濃度がさらに低い。タキイ種苗から「うし想い」の商品名で販売されている。
飼料作物
イタリアンライグラス亜種(Lolium multiflorum Lam. ssp. italicum (A. Br.) Volkart)
SI-14 2015年4月13日 二倍体のイタリアンライグラス「SI-14」は、茎葉に硝酸態窒素を蓄積しにくい新品種で、これまでの市販品種中で最低レベルの「優春」より硝酸態窒素濃度がさらに低い。雪印種苗から「タチユウカ」の商品名で販売されている。
飼料作物
フェストロリウム属(x Festulolium Aschers.et Graebn.)
那系1号 2014年3月 4日 四倍体のフェストロリウム「那系1号」は、越夏性、葉腐病・冠さび病抵抗性に優れ、寒冷地北部(北東北の中標高以下)から比較的冷涼な温暖地までの府県広域(年平均気温9~13°C程度)を対象に採草用として利用できる。
飼料作物
イタリアンライグラス亜種(Lolium multiflorum Lam. ssp. italicum (A. Br.) Volkart)
LN-IR01 2014年2月 5日 二倍体のイタリアンライグラス「LN-IR01」は、茎葉に硝酸態窒素を蓄積しにくい新品種で、これまでの市販品種中で最低レベルの「優春」より硝酸態窒素濃度がさらに低い。カネコ種苗から「ゼロワン」の商品名で販売されている。
バイオマス作物
エリアンツス アルンディナセウス種(Erianthus arundinaceus(Retz.)Jeswiet.)
JES1 2013年10月 8日 多年生のセルロース系資源作物エリアンサスの新品種「JES1」は、立型であるため、既存の飼料用収穫機により高効率に収穫できる。晩生であるため九州本土以北では結実に至らない。石垣市において種子生産が可能であり、これにより実生苗を供給する。
飼料作物
ペレニアルライグラス種(Lolium perenne L.)
エムエスピービーワン 2010年7月21日 「エムエスピービーワン」は、花粉を飛散させないペレニアルライグラス品種「エムエスピーエイワン」の採種のための雄性不稔維持系統である。
飼料作物
ペレニアルライグラス種(Lolium perenne L.)
エムエスピーエイワン 2010年7月21日 2倍体ペレニアルライグラス系統「エムエスピーエイワン(MSPA1)」は雄性不稔であるため、花粉を飛散させない。道路法面や公園緑地での緑化用に用いた場合に、花粉症の原因とならない。
飼料作物
イタリアンライグラス亜種(Lolium multiflorum Lam. ssp. italicum (A. Br.) Volkart)
イタリアンライグラス中間母本農3号 2010年7月21日 「イタリアンライグラス中間母本農3号」は、硝酸態窒素濃度が市販品種中で最も低い「優春」よりも34%低い。また市販品種と単交配させた後代の硝酸態窒素濃度は両親のおよそ中間を示す。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
Na71 2010年7月21日 サイレージ用トウモロコシの一代雑種親自殖系統「Na71」(エヌエイナナジュウイチ)は中生の晩のデント種で、組合せ能力に優れる。
飼料作物
イタリアンライグラス亜種(Lolium multiflorum Lam. ssp. italicum (A. Br.) Volkart)
イタリアンライグラス中間母本農2号 2008年2月19日 「イタリアンライグラス中間母本農2号」は、DNAマーカーを用いて特定された冠さび病抵抗性主働遺伝子LmPc3 をホモに持つ。冠さび病抵抗性が極強であり、遺伝子頻度が100%であるため、交雑次代が全て抵抗性になり、抵抗性を付与する効果が高い。
飼料作物
シバ属(Zoysia Willd.)
シバ中間母本農1号 2007年12月21日 「シバ中間母本農1号」は生長点から誘導したカルスから再分化し、同じ遺伝子型のカルス・再分化個体を大量に得ることができるので組換え体開発に有用である。シバさび病に顕著な罹病性を示すため、病害抵抗性の研究材料としても使うことができる。
飼料作物
オーチャードグラス種(Dactylis glomerata L.)
まきばたろう 2007年12月21日 オーチャードグラス「まきばたろう」は、収量性、病害抵抗性、永続性および季節生産性に優れる中生系統である。東北北部から九州高標高地まで広範囲の地域に適応し、放牧・採草兼用品種として広く普及が見込まれる。
飼料作物
イタリアンライグラス亜種(Lolium multiflorum Lam. ssp. italicum (A. Br.) Volkart)
イタリアンライグラス中間母本農1号 2007年12月 5日 「イタリアンライグラス中間母本農1号」はイタリアンライグラスうどんこ病抵抗性が非常に強く、感受性品種に交雑すると抵抗性が向上し、その遺伝性は高い。「イタリアンライグラス中間母本農1号」はイタリアンライグラスの主力である2倍体の早生系統であり、うどんこ病抵抗性の育種母材として利用が期待できる。
飼料作物
イタリアンライグラス亜種(Lolium multiflorum Lam. ssp. italicum (A. Br.) Volkart)
エムエスアイビーワン 2006年11月17日 「エムエスアイビーワン」は、花粉を飛散させない(雄性不稔)個体の割合が高い品種「エムエスアイエイワン」の採種のための雄性不稔維持系統である。
飼料作物
イタリアンライグラス亜種(Lolium multiflorum Lam. ssp. italicum (A. Br.) Volkart)
エムエスアイエイワン 2006年11月17日 イタリアンライグラス「エムエスアイエイワン」は、花粉を飛散させない(雄性不稔)個体の割合が約90%と高く、花粉症のアレルゲンになりにくい。
飼料作物
イタリアンライグラス亜種(Lolium multiflorum Lam. ssp. italicum (A. Br.) Volkart)
優春 2006年10月23日 「優春」は、硝酸態窒素、カリウム含量が他の早生品種と同程度かやや低い。出穂始日は「タチワセ」と同程度、収量は「ワセアオバ」よりやや低い。耐倒伏性は「タチワセ」より優れる。東北南部から九州地域までの積雪の少ない地域での利用が期待される。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
Na65 2006年3月 7日 サイレージ用トウモロコシのF1親自殖系統「Na65」(エヌエーロクジュウゴ)を育成した。本系統はやや晩生のデント種で、ごま葉枯病と紋枯病に対する抵抗性に優れており、採種性が良い。一代雑種品種の親系統として利用できる。
飼料作物
トールフェスク種(Festuca arundinacea Schreb.)
エムエスティワン 2005年6月23日 トールフェスク「エムエスティワン」は、花粉を飛散させないため花粉症を引き起こさない品種として、「道路法面保護・緑化」・「公園緑地」などでの利用が期待される。
飼料作物
シバ属(Zoysia Willd.)
朝萌 2001年7月12日 シバとケンタッキーブルーグラスを組み合わせた造成と月1~2回の芝刈・集草を行い、施肥量・施肥時期に留意することによって、球技等アマチュアの広範な利用に適する芝生グラウンドが低コストで維持できる。
飼料作物
シバ属(Zoysia Willd.)
朝駆 1999年8月26日 全国から収集したシバ(Zoysia japonica Steud.)エコタイプの中から、高知県南国市由来の系統がほふく茎の伸長に優れることを見出し、栄養系選抜による新品種候補「朝駆」として出願を行う。この特性は、芝草地の早期造成に寄与できるものと考えられる。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
Na23 1999年3月18日 「Na23」(エヌエイニジュウサン)は、(Oh4 3Ht×H84)×H84の集団から育成されたデント種で、晩生~極晩生に属し、ごま葉枯病、紋枯病抵抗性はそれぞれ強、中、耐倒伏性はやや弱で、組合せ能力に優れた自殖系統である。サイレージ用とうもろこしF1品種育成のための親系統として利用できる。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
Na21 1999年3月18日 「Na21」(エヌエイニジュウイチ)は、フリント改良集団JF1C1から育成されたフリント種自殖系統で、やや早生に属し、ごま葉枯病、紋枯病、黒穂病抵抗性はそれぞれ中、やや弱、弱で、耐倒伏性は強である。サイレージ用とうもろこしF1品種育成のための親系統として利用できる。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
Na34 「Na34」(エヌエイサンジュウヨン)は、デント種で、やや晩生に属し、ごま葉枯病抵抗性、紋枯病抵抗性及び組合せ能力に優れた自殖系統である。サイレ-ジ用とうもろこしのF1品種育成のための種子親系統として利用できる。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
ナスホマレ 寒冷地から温暖地に適応する早生のサイレ-ジ用とうもろこしF1品種「ナスホマレ」を育成した。本品種は茎葉の消化性が高く、ごま葉枯病抵抗性は強で、初期生育に極めて優れた多収品種として普及が期待される。耐倒伏性、採種性は実用上問題ない。
飼料作物
イタリアンライグラス亜種(Lolium multiflorum Lam. ssp. italicum (A. Br.) Volkart)
ニオウダチ 耐倒伏性品種「タチワセ」に比べて耐倒伏性が優り、収量は同程度かやや劣るイタリアンライグラス新品種「ニオウダチ」を育成した。出穂期は「タチワセ」と同程度の早生である。関東以西に適応するが、冠さび病には弱い。

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