品種詳細
ミナミノカオリ
「ミナミノカオリ」は、アルゼンチンの小麦品種を親に使った、西日本で栽培出来るパン用の硬質小麦品種です。西日本初のパン用小麦品種「ニシノカオリ」と比べて、製パン性がかなり改良されています。蛋白質含有率が高くパン用だけでなく、中華麺や素麺、醤油醸造原料にも適します。やや早生、短強稈で耐倒伏性が優れます。穂発芽性がやや易で赤かび病にやや弱いため、防除と適期収穫に努めて下さい。また、パン用の用途にはタンパク質含量を上げる必要があるため、多肥栽培が必要です。
主要特性
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「農林61号」より、出穂期で3日、成熟期で2日程度早い、褐ぷのやや早生種です。
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稈長と穂長は短く、耐倒伏性は優れます。
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千粒重は大きく容積重はやや大きいですが、穂数が上げにくく収量はやや少ないです。
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コムギ縞萎縮病に強く、赤さび病とうどんこ病にはやや強く、赤かび病にはやや弱いので防除が必要です。また、穂発芽性はやや易であるため、適期収穫に努めて下さい。
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粒質は硬質で、 製粉性はやや高いです。60%粉の灰分がやや多く、粉の黄色みは少ないです。
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「ニシノカオリ」より生地特性が優れ、 パンの比容積(ふくらみ)や官能試験の評点が良く、「ニシノカオリ」より製パン適性が優れます。また、原麦及び60%粉の粗蛋白質含有率が高く、中華麺や醤油醸造用にも適します。
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栽培適地は西日本の平坦地です。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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16438 (2003年12月15日) |
2004年7月16日 | 14302 (2006年7月13日) |
25年 (満了日:2031年7月13日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
Pampa INTA × 西海167号 | 小麦農林160号 |