渋い柿を甘い柿に変身!の巻
お天気: くもり
こんにちは なろりんです♪
気の向くままに全国にある農研機構の研究所を巡って紹介しています。
33回目のなろりんリポート、略して「なろリポ」です。
今回訪れたのは、広島県東広島市にある「果樹研究所ブドウ・カキ研究拠点」です。
こちらでは、ぶどうと柿に関するさまざまな研究をしています。
「果樹研究所」は3度目(ブログ10とブログ18を参照)の訪問。
くだものの種類にあった地域で研究しているんだって!
果樹研究所ブドウ・カキ研究拠点のある所は、瀬戸内海に面していて、かきの養殖が盛んなんだって。
こちらは、カキはカキでも...
くだものの、柿!
今回は、渋柿の渋抜きの方法について研究をしている若手女性研究者さんを密着レポート!
はじめに炭酸ガスを使って渋抜きする方法を教えてもらったよ。
使ったのは、平核無(ひらたねなし)という渋柿。お店でもよく売っている四角い柿だよ。売られている柿はちゃんとこの方法で渋抜きしているから安心して!
まず、26°Cに温めておいた柿をビニール袋に入れて炭酸ガスを注入!
しゅ~~~
袋の中が炭酸ガスでいっぱいになっているのを確認 するよ。
ふむふむ
炭酸ガスが逃げないように袋の口をぎゅっと結んだら、バケツのふたを閉めます。
念のためバケツの中にも、さらに炭酸ガスを注入。
念には念を♪
最後にふたの穴を閉じたら、このまま1日、26°Cで保温。
このあと取り出して、3~5日待ったら渋抜き完了!楽しみだね♪
おいしくな~れ!!
今開発しているのは、柿の実が木になっているまま簡単に渋を抜く方法。
このほうが収穫してから渋抜きをしなくていいから、柿が柔らかくなりにくく、日持ちするのだそう。
開発した方法で渋抜きをした、太天(たいてん)を収穫したよ。
太天は巨大な渋柿。ちゃんと渋抜きすれば、ジューシーでおいしいんだって。
左の大きいほうは、846gもあったよ!
大きいね!
試験がうまくいっているかどうか確認するよ。
タンニンシートっていうのを使って渋が抜けたかどうかチェックできるんだって。
わくわく。
柿を半分に切ったら、切った面をシートにスタンプ!
白いところはちゃんと渋が抜けているところ。
紫のところは残念ながらちょっと渋いところ。
う~ん、少し渋が残ってる?!
最後に、いっしょにお仕事している皆さんと。
ありがとうございました♪
このあとは、柿とぶどうのいろんな品種を食べくらべて、おいしさ満喫したなろりんなのでした。
おまけ:夜はもみじまんじゅうの食べくらべ。スポーツの秋もがんばらないと...
太っちゃう!
次はどこの研究所へいこうかな。
●「果樹研究所」の詳細は、ホームページを見てね。