筑後・久留米研究拠点(久留米)は、1947年(昭和22年)に農林省園芸試験場九州支場として、福岡県久留米市に設置されました。以来、九州・沖縄地域の野菜生産を支える研究拠点として、地域農業の発展に貢献してきました。
九州・沖縄地域では、温暖で多雨な気象条件を活かし、イチゴやアスパラガスをはじめとする多様な野菜類が周年的に生産されています。一方で近年は、気候変動の進行による高温化、農業資材価格の高騰、化学肥料使用量削減への対応などを背景に、暖地野菜生産においても栽培体系の転換が強く求められています。こうした課題に対応するため、本研究拠点では、イチゴ・アスパラガスの気候変動適応品種の育成と環境変化に対応した新たな生産体系の開発に重点的に取り組んでいます。暖地特有の環境条件を踏まえた研究を通じて、持続可能で安定した野菜生産技術の確立を目指しています。
また、本拠点では、農業(野菜生産)を学びたい方、園芸の新しい技術や知識を身につけたい方を対象に、農業技術研修制度(2年間)を実施しています。実践的な研修を通じて、次世代の担い手育成にも力を注いでいます。

