九州沖縄農業研究センター

暖地畜産研究領域

九州・沖縄地域では、全国の肉用繁殖雌牛の約半分が飼養されていますが、肉牛繁殖経営では、輸入飼料価格の高止まりや労働力不足の中、生産コストの多くを占める飼料費の低減や省力化に対応することが求められています。飼料生産においては、気候変動の影響で従来の作付体系における適期の播種や収穫が困難となり、収量や飼料作物の栄養価の低下が課題となっています。また、家畜排泄物処理の点では、環境保全に配慮しながら家畜排せつ物の資源利用を促進する必要があります。
そこで、暖地畜産研究領域では、飼料作物育種・栽培グループが、温暖化に対応した作付け計画作成を支援するシステムや多収性・耐病性を備えた暖地向け飼料作物品種の開発に取り組み、肉牛生産グループが、繁殖効率を向上させる繁殖技術や国産飼料を最大限活用した発酵TMRの利用技術の開発に取り組みます。加えて、畜産環境グループが、堆肥化過程の制御やペレット化による堆肥の高品質化技術や排水基準を遵守するための畜産排水処理技術の開発に取り組みます。
これらの開発技術により、肉牛繁殖経営の収益向上に貢献します。

和牛(黒毛和種)の母牛と子牛

領域長

桂 真昭 (かつら まさあき)

所属研究グループ