食品研究部門

食品安全・信頼グループ

食品安全・信頼グループは、生産から消費にいたる一連のフードサプライチェーンにおける、農産物・食品の安全性確保および信頼性向上のための技術開発を進めています。具体的には、食品中の有害微生物の簡易迅速な検出・制御技術の開発、カビが生産するカビ毒などの有害化学物質の特性解明や分析法開発、貯蔵・流通工程で問題となる食品害虫の生理・生態解明と防除技術開発などを行うことにより、食品衛生上のさまざまな問題の解決を目指しています。また、遺伝子組換え農産物の検知法開発、農産物や加工食品原材料の来歴の表示を裏付ける分析・検査法の開発、および、食品中の放射能検査の信頼性確保に資する技術の提供等を通して、消費者の食品選択の権利の保障や安心につながる食の情報を提供するための技術基盤の構築にも取り組んでいます。

(左)食品の微生物検査
(右)穀粒を食害するコクゾウムシ

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