概要
寒冷地の北陸や東北南部、東山地域においては2年3作体系が可能です。しかし、これらの地域は積雪気象におかれ、土壌も重粘土を主体とするなど過湿条件となりやすく、ダイズとムギ類の収量が不安定です。このため、湿害の回避に重点をおいたムギ・ダイズ栽培体系を確立します。
イネについては、鉄コーティング種子とエアーアシスト広幅散布機を用い、ラジコンヘリ並みの効率で条播栽培を可能とする湛水直播栽培技術を開発します。一方、水持ちの良い水田では砕土性の優れるアップカットロータリと播種機の汎用化による乾田直播栽培技術や不耕起湛水直播にも取り組み、より一層のコスト低減をめざします。
作物別新技術と期待される効果
主な成果 [PDF]
参画機関
- (独)農研機構 中央農業総合研究センター
- 長野県農事試験場
- 富山県農業技術センター
- 宮城県古川農業試験場、農業・園芸総合研究所