1.目的
太陽光利用型植物工場において、適品種の選定や昇温抑制技術を導入し、高温期の生産の安定化を図ることで、イチゴの周年安定生産技術を確立します。
2.内容
イチゴ生産が困難な高温期の生産を安定させる技術の確立が望まれています。高温期の生産を安定させることができれば、周年にわたってイチゴを生産することが可能になります。
太陽光利用型植物工場では、高温対策として、パッドアンドファン簡易冷房装置や細霧冷房装置(一部の栽培施設)を利用した施設内温度上昇抑制技術を導入しています。また、促成栽培向け品種と夏秋どり栽培向け品種の入れ替えや、本圃での短日処理とクラウン温度制御との組合せ等を加えて体系化することにより、イチゴの周年安定生産技術の確立に取り組んでいます。