食品研究部門

食品加工・素材研究領域

食品加工・素材研究領域では、加工食品の高品質化のための技術開発及びバイオ技術を活用した有用素材開発を、食品加工グループとバイオ素材開発グループが其々担当して研究を推進します。開発目標のキーワードとしては、常温長期保存技術、植物素材を用いた食品加工技術、3Dプリンティング適合技術、発酵生産、澱粉・糖質、脂質、バイオマス有効利用、冷凍・乾燥、殺菌などが挙げられます。これらの課題に加え、第5期中長期計画では、AIを活用した3Dフードプリンタ(3D―AIシェフマシン)の開発を通じて食品ロスの削減と新たな加工・調理技術の開発に取り組みます。
食に対するニーズの多様化、人口減少による国内市場の縮小など、食に関する市場環境は大きく変化しています。当研究領域は、食に関わる産業界との連携により、ニーズに即した新たな食の創造、輸出拡大や食品ロス削減、冷凍・乾燥農産物の市場拡大、さらにはAIやバイオ技術を活用した新たな食産業の創出に向けて、新規植物タンパク質・微生物発酵食素材及び低利用資源の利用技術並びに電気的加工、微細加工デバイスを利用した乳化などの先端的な加工技術を開発し、食品企業等へ技術移転します。

領域長

木村 啓太郎(きむら けいたろう)

所属研究グループ