作物研究部門

作物見本園

ヒモトウガラシ

ひも唐辛子

ヒモトウガラシの花ヒモトウガラシ

英名: chile pepper
科名: ナス科
学名: Capsicum annuum L.
種類: 野菜(食用)

起源

南米、日本で選抜

作物的特徴

ヒモトウガラシは、果菜で、奈良県在来のトウガラシの品種であり、古くから栽培され、親しまれてきたため、大和野菜に認定されている。果長10cm前後、太さが鉛筆より細く5mm程度の細身で長い形状、濃緑色で皮の柔らかい甘トウガラシ。5月頃に苗を植え、収穫は10月まで続く。非常に多収で、夏から秋にかけて枝いっぱい鈴なりに果実を実らせる。大きくし過ぎると固くなり辛味が出ることがあるので若いうちに収穫する。丸ごと使えて種の除去も不要、火の通りが良く、料理に使いやすい。辛味はほとんどなく、甘みと独特のさわやかな香りがある。肉厚で果皮が柔らかい。ビタミンCやカロチン、マグネシウムを多く含み、食物繊維も豊富である。

用途

食用

生産地

奈良県、和歌山県