作物研究部門

作物見本園

ヘチマ

糸瓜

ヘチマの花ヘチマの実

英名: Luffa
科名: ウリ科
学名: Luffa cylindrica (L.)Roem
種類: 工芸作物(食用)

起源

熱帯アジア

作物的特徴

つる性の植物。巻きひげで他のものに絡みつきながら生長する。花期は7 - 9月。雌花と雄花に別れており、直径8cmほどの黄色い花を咲かせる。自家和合性で同一株で受粉が可能である。果実は細長く、大きなキュウリのような形をしている。果実は成熟後、次第に乾燥し、種子の周囲が繊維で支えられた空洞となる。その頃になると果実の先端が蓋のように外れ、果実が風で揺れるたびに、ここから遠心力で種子が振り出され、飛び出す。

用途

ヘチマ水、若い果実:汁物、味噌煮、熟れた果実:たわし

生産地

日本では主に南西諸島と南九州で食べられている。また、タワシの産地には、江戸時代から静岡県浜松市・袋井市がある。