稗
英名: Japanese barnyard millet
科名: イネ科
学名: Echinochloa esculenta (A. Braun) H. Scholz
種類: 穀類(雑穀、食用、飼料)
起源
作物的特徴
- 種子繁殖作物で、直播および移植栽培が行われる。冷涼・湿地を好み、耐寒性が強く、痩地にも栽培が可能である。品種名には ”もち”と称するものがあるが、ヒエにはもち種はない。ただし,低アミロース含有の在来系統が見出されている。脱粒性が欠点であるが、ノビエほどひどくはない。
用途
- 子実は食用、玄ビエは小鳥の餌、また、茎葉は飼料に利用される。
生産地
- わが国のヒエの栽培面積は明治初期には10万ha以上もあり、その後減少したが 、冷害に強いところから、全国の山間地および東北、北海道等では昭和20年頃ま で3万ha程度栽培されていたが、現在ではこれらの地域で僅かに栽培されているにすぎない。