玉蜀黍
英名: corn, maize
科名: イネ科
学名: Zea mays L.
種類: 穀類(食用、飼料、各種原料)
起源
- 南米のアンデス山麓ないしは中米メキシコ原産で、わが国へは1580年頃ポルト ガル人により四国にもたらされた。また明治初期にアメリカから北海道その他に 導入された。
作物的特徴
- 雌雄異花で雄花先熟の他殖性種子繁殖作物である。熱帯から寒冷地まで栽培さ れ、その適応性は広い。デント種、フリント種、スィ-ト種等があり、子実用、 青刈用には前二者が用いられる。フリント種はデント種にくらべ耐冷性にまさる 。
用途
- 子実は食用、でん粉、油、飼料等に利用される。また、青刈サイレ-ジ飼料と しての利用も多い。未成熟のスウィ-ト種はスウィ-トコ-ンとして、ポップ種 はポップコ-ンとしてそれぞれ食用となる。
生産地
- 世界のトウモロコシ子実の生産量6億トンのうち、約4割をアメリカが生産し、 その他ブラジル、中国等で生産量が多い。わが国では青刈サイレ-ジ用中心に約10 万ha栽培されているが、子実はほぼ全量輸入され、大部分が配合飼料として利 用されている。