作物研究部門

作物見本園

中生品種が引き続き、成熟期となっています。


10月2日の様子。


1907年(明治40年)に富山県で発見された日本の在来品種で、野毛が無いのが特徴の「銀坊主」で、籾が白く輝いて見えます。「農林8号」の母親でもあります。


「コシヒカリ」の母親である「農林22号」の父親となる「農林6号」。1936年(昭和11年)に「上州」を母親に、「撰一」を父親として兵庫県農業試験場で育成されました。


2008年(平成20年)に九州沖縄農業研究センター(現農研機構)で育成され、農研機構育成品種で最大の普及面積となり、作付面積全国12位(1.2%)の「きぬむすめ」。ご飯の白さとツヤに優れ、食味は「コシヒカリ」と同等以上です。


宮中のお手植えで使用されるうるち米の「ニホンマサリ」で、1973年(昭和48年)に「コチカゼ」を母親に「日本晴」を父親に農事試験場(現農研機構)で育成されました。一般の作付けはほとんどありません。


関東・北陸以西に適する倒伏しにくい多収・良食味の業務・加工用品種「あきだわら」で、2009年(平成21年)に作物研究所(現農研機構)で育成されました。


大粒で良質・良食味の北陸・関東以西に適する良食味品種「みずほの輝き」で、1996年(平成8年)に北陸農業試験場(現農研機構)で育成されました。