作物研究部門

作物見本園

今年、栽培している12品種をご紹介します。


6月13日の田植えから26日が過ぎ、だいぶ稲が育ってきました。


今年は農研機構が育成した新しい品種を中心に12品種を栽培・展示しています。順にご紹介します。


はじめは、ほかの新しい品種と比較するために植えた「コシヒカリ」。ご存じのように、作付面積全国1位の良食味品種です。左端の白い札から右に向かって3列が同じ品種です。


ここからあとは、すべて農研機構が育成した品種です。これは「つきあかり」(2016年品種登録出願、以下同様)。良食味・早生・多収で業務用にも適した、東北中南部・北陸・関東以西向け新品種です。栽培マニュアルがあります。前の文の「栽培マニュアル」をクリックするとpdf版のご案内ページに飛びます。


次は「えみだわら」(2018年)。「やまだわら」より早生で、業務加工用に適した多収の関東・北陸以西向け新品種です。


「とよめき」(2015年)。多収で冷凍米飯等の業務用に適した東北南部以南向け新品種です。栽培マニュアルがあります。


「ほしじるし」(2011年)。稲・麦二毛作に使える、業務用にも適した多収・良食味の関東・北陸以西向け品種です。栽培暦(温暖地東部用)があります。


「あきだわら」(2009年)。多収・良食味で業務用にも適した関東・北陸以南向け品種です。栽培マニュアルがあります。


「やまだわら」(2011年)。多収で業務加工用に適した関東・北陸以西向け品種です。栽培マニュアルがあります。


「オオナリ」(2015年)。タカナリの脱粒性を改良した多収の飼料用米の新品種です。


「つきすずか」(2016年)。縞葉枯病に抵抗性で、茎葉多収型高糖分のホールクロップサイレージ用の新品種です。ホールクロップサイレージとは、子実、茎(桿)、葉といった作物体全部を収穫し、発酵させて作る飼料のことです。この品種だけ、左端の白い札から2列です。


「たちすずか」(2010年)。茎葉多収型高糖分のホールクロップサイレージ用で、普及面積の伸びが大きい品種です。栽培マニュアルがあります。


「くらのぬし」(2017年)。収量の高い飼料用米の関東・北陸以西向け新品種です。


「北陸193号」(2007年)。多収で飼料用米等に適する関東・北陸以西向け品種です。西日本向けの栽培マニュアルがあります。