作物研究部門

作物見本園

稲は元気に育っています。

5月12日の田植えから30日経ちました。きょうは良い天気。見本園の稲は元気に育っています。

田んぼの中のオタマジャクシも元気そうです。

これは2週間前、5月28日の様子です。

こちらが、きょう6月11日の様子。この2週間でずいぶん大きくなりました。

今年植えた4品種をご紹介します。はじめは「北陸193号」(2007年品種登録出願、以下同様)。多収で飼料用米などに適する関東・北陸以西向けの品種です。多収栽培の手引き(新潟以南版)西日本向け多収栽培の手引きがあります。リンクをクリック(タップ)するとpdf版のご案内ページに飛びます。ほかの品種より背が低く見えますが、これは田の端の部分だからです。このような競争相手が少ない場所では、作物の生長量(体重)が大きくなる一方、背が低くなる、「周縁効果」という現象です。

次は「コシヒカリ」。ご存じのように、作付面積全国1位の良食味品種です。これ以外の3品種は近年、農研機構が育成した品種です。

「やまだわら」(2011年)。多収で加工米飯などに適した関東・北陸以西向け品種です。多収栽培マニュアルがあります。

「オオナリ」(2015年)。多収の飼料用米の品種です。「タカナリ」を脱粒しにくく改良することにより、刈り遅れた場合などの収量損失を減らしました。