作物研究部門

作物見本園

稲穂が垂れる、実りの秋を迎えました。

前回、8月6日の記事から40日たちました。田んぼが少しさびしく見えますが、実は手前から2番目の品種「コシヒカリ」と4番目の品種「オオナリ」は既に収穫しました。

日付を19日さかのぼって、8月27日の様子をご紹介します。こちらは全4品種がそろっています。

左から順に「北陸193号」「コシヒカリ」「やまだわら」「オオナリ」。2番目の「コシヒカリ」の成熟が最も早く、穂が黄色がかっていて、4番目の「オオナリ」が次に早いことが、ご覧いただけると思います。

8月27日の「コシヒカリ」。おなじみの良食味品種です。成熟期を迎えた9月6日に収穫しました。

8月27日の「コシヒカリ」の穂。スズメにかなり食われていました。見本園のまわりは畑で、水田がほかにないため、成熟が近づくとスズメが集中して食ってしまうことがよくあります。

8月27日の「オオナリ」。農研機構が育成した飼料用米の関東以西向け多収品種です。やや早めでしたが、この品種も9月6日に収穫しました

8月27日の「オオナリ」の穂。こちらも相当スズメに食われていました。

8月27日の品種「北陸193号」。農研機構育成の飼料用米などに適した関東・北陸以西向け多収品種です。

前の写真から19日後、きょう9月15日の「北陸193号」です。

8月27日の品種「やまだわら」。加工米飯などに適した、農研機構育成の関東・北陸以西向け多収品種です。

こちらは19日後、きょう9月15日の「やまだわら」です。

これも「やまだわら」。秋めく季節の中で、間もなく収穫の時を迎えます。