作物研究部門

作物見本園

早い品種では稲の登熟が進んできています。

きょう8月23日は二十四節気のひとつ処暑。暑さがおさまる頃という意味だそうです。暑さの峠は越えたようですが、きょうは結構蒸します。

稲見本園の様子です。左端から右に進んで、最初の白札の手前までが品種「北陸193号」、その白札から次の白札の手前までが「コシヒカリ」、その次が「やまだわら」、最後が「オオナリ」です。穂が出揃って、登熟が進んできています。

見本園の4品種の中で最初に穂が出たおなじみの「コシヒカリ」。成熟期に近づいていますが、よく見るとスズメにかなり食われています。

ひどく食われた「コシヒカリ」の穂。見本園の近くには水田がなく、すこし離れた場所の試験研究用の水田には食害防止の網を張ってあるので、網のない見本園のミニ水田にスズメが集中してしまいます。

こちらはスズメに食われていない「コシヒカリ」の穂です。

「コシヒカリ」の次に穂が出た品種「オオナリ」です。農研機構が育成した多収の飼料用米品種です。

3番目に穂が出た品種「やまだわら」です。農研機構が育成した、多収で加工米飯などに適した関東・北陸以西向けの品種です。

最後は、穂が一番遅く出た品種「北陸193号」。農研機構育成の飼料用米などに適した関東・北陸以西向け多収品種です。